Yukiの資産管理

注意:投資を含む全ては自己責任であり、資産管理は自身の責務です。

資金を捻出する。

 どうやって資金を捻出するのか?資金を捻出する方法は、基本的に、収入を増やす又は支出を減らすのどちらかになります。

 収入を増やす方法は、今の仕事で今以上に稼ぐ、転職して今以上に稼ぐ、副業もして稼ぐ等になります。

 一方、支出を減らす方法は、不要な支出を減らす若しくは我慢できるものには支出しない又はそれらへの拠出額を減らす等になります。特に、固定費を減らすとその分の資金が継続的に捻出可能となります。例えば、スマートフォンに係る料金を三大キャリアから格安キャリアへ変えるだけで月々の支出が継続的に抑えられ、資金の継続的な捻出につながります。

 減らすことのできる支出に気づく為に、支出を紙に書き出して考えてみましょう。気づくことができたらならば、さっそく減らしてみましょう。

そして確定拠出年金とNISAを始める。

 今まで、金銭的安心の為に、最低限の預貯金を蓄え、予定される事由に備えて積立定期を行ってきました。その次は、余裕資金で確定拠出年金またはNISA、可能であれば両方を始めましょう。

 確定拠出年金とNISAは、ともに税制面で良いものとなっています。長期投資を前提に余裕資金で行いましょう。

 両方とも税制面を上手く活用する為には、株式系のインデックス投資信託が良いかと思います。どうしても積み立てた投資信託を解約しなければならない事情がある場合は、自身が引き受けることができるリスクの投資信託でNISAをしましょう。確定拠出年金と比較し、NISAの方が投資信託の解約可能性を考慮すると使いやすいものであると思います。一方、所得控除を受けることができない点で確定拠出年金より不利となることも考慮する必要があります。

 どちらを活用するにしても、自身が引き受けることができるリスクに応じて、可能な範囲で行うことが大切です。そして、長期で投資を行い、複利の効果を活用しましょう。

次に積立定期を活用する。

 最低限の安心の為に200万円を貯めることができたなら、次は「具体的な事由の為に、事由ごとの積立定期」をしましょう。

 例えば、「田舎に住んでおり、子供や親もいるという状況で、生活の足として車が必要である。今、既に車を持っているが、その車は10年後には買換が必要で、最低150万円必要である。」という事由があれば、150万円÷10年÷12か月≒月12,500円の積立が必要となります。200万円を貯めることができたなら可能な積立になると思います。その際は、積立定期を活用しましょう。

 こう言うと、貯蓄より資産運用と言われる方がいると思います。確かに、その考え方もあります。しかし、10年間の運用では景気変動(価格変動)により、150万円より減少しており、目的が果たせない可能性があります。確実に必要な車であれば、確実性を優先し、積立定期の方が良いのではないかと思います。

 それでも「予定は未定」ということもあります。10年はもつと思っていた車が、10年もたなかったという予期せぬことも起こりうります。その時は、前述の200万円の預貯金の一部を使うことで対応しましょう。使用後は、再度200万円貯めることは必須です。または、金利が低ければ、カーローンを組むと言う選択肢も出てきます。予期せぬ時はローンも条件及び状況を考慮した上で、良ければ選択することも悪いことではありません。

 

 追伸:車は自身の置かれている状況によって、そもそも不要である可能性もありますので、よく考慮下さい。

まずは200万円を貯める。

 昨今、iDeCoやNISAを活用した投資がニュースで紹介されていますが、それらより先に「200万円を預貯金」として貯めましょう。

 総務省統計局の家計調査によれば、2人世帯のひと月あたりの平均生活費(2020年)は約25万円とされています。25万円×6か月=150万円に、予期せぬ出費に備える為の50万円を加えた200万円を貯めておけば、何かあった時でも、社会保障と合わせて、最低限の生活は可能でしょう。

 預貯金は、原則として、iDeCoやNISAを活用した投資と違い価格変動が無く、また保険と違い直ぐに引き出せます。

 以上のことから、まずは200万円を貯め、最低限の金銭的安心を確保しましょう。

健康が損なわれた時のために備える。

 健康に気をつけていても不可抗力により失われることがあります。その時のために備えることは、幸福感等の金銭面以外と金銭面に分けて考えることができます。

 幸福感等の金銭面以外については、信じられる人がいるということが備えの一つとしてあります。その他、様々な備えがあります。

 金銭面については、「預貯金、保険(共済含む)及び社会保障」というものが備えの一つとしてあります。

資産管理に時間をかけない。

 資産管理に時間をかけてはいけません。時間をかけてしまえば、大切な時間を失ってしまいます。では、どうすれば良いか?

 方法は「仕組み化」です。一度仕組みにしてしまえば、定期的な見直しをするだけで済みます。それは、半年毎に又は家族のイベント毎に見直しを行うだけにするということです。